ボイトレ

大きな声を出さず、自宅でできるボイストレーニングをご紹介します!

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今回の記事では、大きな声を出さずに、自宅でできるボイストレーニングをご紹介します。僕自身が音楽活動をしているのですが、「なかなか歌の練習をするのによい環境がないな~」と困っていました。自宅で、カラオケで歌っているときのように大きな声で歌うと、家族からは「うるさい!」と怒られますし、一人暮らしでも近所迷惑が気になります。かといって、毎日カラオケや音楽スタジオに行くのもお金がかかりすぎてしまいますよね。

壁を叩いている人のイラスト

8万円ほどで家に設置できる、電話ボックスほどの大きさの「だんぼっち」という簡易防音室というものもあるようですが、場所と値段をとられる割に防音効果が低いとの意見も聞きます。

ミュージシャン向けの防音マンションに住むという夢もありますが、それは今ではなく未来にとっておく話。

マンションのイラスト(建物)

結果をまだ残していなくて、お金がない僕は「自宅で出来るボイストレーニング」をまずは試してみることにしました。この記事では、これから僕がやろうと思って調べた自宅で小さな声で行えるボイストレーニングをまとめてみましたので、同じ悩みを持っている方はぜひ参考にしてみてください♪

スタジオのイラスト(音楽)

この方法で効果が出れば、お金や時間などを大きく節約しながらミュージシャンとしての土台を形成していくことができます。

  1. 腹式呼吸トレーニング

腹式呼吸は、ほとんど音を出しません。それでいて、ボイストレーニングを行ううえで必須のテクニックといえます。まずは腹式呼吸のコツをつかむことに時間を使うことにしましょう。

トレーニング①:なるべく長く息を吐く練習

10秒かけて、お腹にしっかりと空気を入れながら鼻で息を吸ってください。お腹を触り、お腹にしっかり空気が入り、膨らんでいるのを確認するのがポイントです。次に10秒間息を止めます。お腹が膨らんだまま固定するイメージです。次に、10秒かけてお腹の空気を吐いてください。歯と歯の間から空気を出して、「スーーッ」と音が鳴るようにします。お腹にたまった空気を、お腹をポンプのようにして吐き出していく感覚をつかめるようにするのがポイントです。


10秒で息を吸う→5秒止める→10秒息を吐く (すべての動作でお腹を意識する)×3セット


メトロノームをテンポ60に設定し、リズミカルに数えながら行うと飽きることなく継続しやすくなります。(メトロノームはスマホアプリで無料のものがたくさんあります♪)

トレーニング②:ドックブレス

犬の息の吐き方を思い出してみてください。「ハッ!ハッ!」と短く鋭く吐いていますよね。あれを、腹式呼吸を意識しながら行います。メトロノームを60に設定し、1回のクリック音で1回、「ハッ!」と息を吐きます。浮き輪に空気を入れるときに使う手動の空気入れ(黄色いやつ)をイメージしてみてください。あれがお腹だと考え、「ハッ!ハッ!」とお腹が膨らんだりへこんだりするようにするとコツがつかみやすいですよ♪


メトロノームのクリック音に合わせて「ハッ!ハッ!」と鋭く息を吐くのを10回×5セット


 

これらの腹式呼吸トレーニングを行うと、腹式呼吸を習得することが出来るため、安定した発声が行えるようになります。呼吸が安定すると、深く太い、豊かな艶のある声に近づけます。また、ドックブレスに関しては、鋭く抜けのよい発声につながってきます。

2. エッジボイス

次はエッジボイスです。これは閉じている声帯に空気が通るときに出る声帯の振動音なのですが、「声の原型」のようなものです。このエッジボイスが安定してくると、地声の響きが豊かになります。

エッジボイスのトレーニング①:「あ” あ” あ” あ”」

息を止め、喉を絞めた状態で「あ”」と言いながら軽く引きを吐きます。ホラー映画の「呪怨(じゅおん)」を見たことがある人は分かると思うのですが、その映画に出てくるお化けが出す声のイメージです。ブツブツ、音を細かく切るようにして行います。このトレーニングを行うことで、枯れにくい発声を身に付けることができます。

 

エッジボイスのトレーニング②:「あ”-------」

これは、僕が以前通っていたボイスレッスンの先生が教えてくれた方法です。さきほどの「あ”」という声を、今度は伸ばして「あ”-----」と10秒くらい発声します。コツをつかむまで少し時間がかかりますが、とりあえず「雰囲気」だけでもいいので、続けてみてください。ブツブツとした発声が安定してくると、それは地声の原型なので、地声それ自体も安定してきます。

3. 舌のトレーニング

舌のトレーニングを日常生活の中で取り入れる方はそう多くないと思います。舌の筋肉は普段あまり使わないため、しっかり鍛えておくと歌唱力に大きな差が生まれてきます。滑舌がよくなるというメリットもあります。

舌の筋トレ

まず、舌をおもいきり下方向に出してください。そのまま10秒間キープします。同じように上方向でも行ってください。それが終わったら、今度は上下に動かす動作を20回行ってください。


・舌を思い切りした下方向に出して10秒キープ→上方向に出して10秒キープ×3セット

・舌を思い切り出し、上下に動かす×20回


滑舌のトレーニング

舌の筋トレの応用編が滑舌トレーニングです。口角をしっかりと上げることを意識して行ってみてください。なるべく顔の筋肉をしっかりと使うようにして行うことがポイントです。美容効果もありますよ♪

下記のサイトが、声優さんが実際に行っている滑舌トレーニングを紹介してくれているので、参考にして苦手な発音を中心に練習してみてください。


滑舌トレーニングについて詳しく教えてくれているサイトはこちら


4. リップロール

リップロールは、唇を振動させながら声を出すトレーニングです。まったく声を出さないわけではありませんが、そんなに大きな声が出るわけではないので、自宅でも練習可能かと思います。

まず、上唇と下唇をぴったりとつけ、息を吐いてみてください。すると、唇が空気で振動し、「プルルルル」となるはずです。その時に声を出すと、リップロールが行えます。最初はコツをつかむまで時間がかかるかもしれませんが、「習うより慣れろ」の精神でトライしていきましょう!

左右のほっぺたを軽く手で押さえると、成功しやすくなるようです。

こちらのYouTube動画でボイストレーナーの方が分かりやすく解説してくれているので、視聴してみてください♪

トレーニング①:リップロールで10秒間

リップロールで10秒間声を出してみましょう。まずは無音で息を吐くだけにし、つぎに低めの出しやすい声、次に高音を出してみたり、音程を変えたりしながらバリエーションをつけて練習していきましょう♪


・無音でリップロール10秒×3

・出しやすい音でリップロール10秒×3

・色んな音程でリップロールの練習をしてみる(ド~♪ミ~♪ソ~♪など)


トレーニング②:リップロールで歌ってみる

リップロールをマスターしてきたら、好きな曲をリップロールだけで歌ってみましょう!歌を歌わないと、練習のモチベーションも下がってしまいますしね♪

5. ハミング

ハミングは、鼻腔共鳴の練習になります。口を閉じ、「ン~♪」と声を出します。この時、鼻腔に音がしっかりと共鳴しているのを意識することが大切です。

「ドレミレド~♪」の音程で、鼻腔共鳴の感覚がつかめるまで繰り返し練習してみましょう。

これが出来るようになったら、好きな曲をハミングで歌ってみましょう♪

ここまで出来るようになれば、声の響きがかなりよくなっているはずです!


・ハミングで「ドレミレド~♪」の練習

・ハミングで好きな曲を歌ってみる


6.まとめ

いかがでしたでしょうか。今回の記事では、家で小さな声で行えるボイストレーニングを紹介しました。「大きな声で練習できない」ということは、逆に言うと「小さな声できめ細かな練習が出来る」と捉えることもできます。

サッカーなどのスポーツを例に考えてみても、「リフティング」などの細かな練習を繰り返すことで、いざ試合になったときにすばらしいプレーを発揮できるようになります。

大きな声を出さないボイストレーニングをしっかり行っていく中で、「きめ細かな表現が行える」本物のアーティストを一緒に目指していきましょう!!

ただ、「大きな声を出す練習をしなくてもいい」というわけではありません。小さな声でのボイトレを日々行い、たまに大きな声で練習する、ということが、上達への近道ということです♪

それでは、お互い頑張ってコツコツ練習していきましょう!

 

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